コールスプレッド・プットスプレッドとは — 日経225オプションの4つの形を今日の値段で比べる
同じ種類のオプションを行使価格を変えて1枚ずつ買いと売りで組むのがスプレッド(バーティカル・スプレッド)です。 買うだけに比べて支払いを減らせる代わりに、利益にも上限ができます。最大損失と最大利益がどちらも決まっているのが特徴です。
4つの形
| 名前 | 組み方 | 見通し | 組んだとき |
|---|---|---|---|
| ブル・コール・スプレッド | 低いコールを買い、高いコールを売る | 上昇 | 支払い |
| ベア・プット・スプレッド | 高いプットを買い、低いプットを売る | 下落 | 支払い |
| ベア・コール・スプレッド | 低いコールを売り、高いコールを買う | 上がらない | 受け取り |
| ブル・プット・スプレッド | 高いプットを売り、低いプットを買う | 下がらない | 受け取り |
「買い」の2つ(デビット・スプレッド)は、思った方向に動けば利益が出ます。 「売り」の2つ(クレジット・スプレッド)は、動かないか逆に動けば受け取った分が残ります。 売りは受け取りから始まるぶん、外れたときの損失が受け取り額より大きくなるのが普通です。
今日の値段で組んだ例
ルール: 期近で残り10日以上の限月を使い、買いのスプレッドは「現値に最も近い行使価格」と「±5%」、 売りのスプレッドは「±5%」と「±8%」に最も近い行使価格の組み合わせにしています。
ブル・コール・スプレッド(買い)の今日の例(10月2日の清算値段)
68,250円コール 買い 1枚(清算値段 2,505) + 71,750円コール 売り 1枚(清算値段 1,055)
2026年11月限(残り42日)・日経平均 68,309円。行使価格は決まったルールで自動的に選んでいます。
| 組んだときの受け渡し | 支払い 1,450ポイント(ラージ 1,450,000円・ミニ 145,000円) |
|---|---|
| SQでの最大利益 | 2,050ポイント(ラージ 2,050,000円・ミニ 205,000円) |
| SQでの最大損失 | 1,450ポイント(ラージ 1,450,000円・ミニ 145,000円) |
| 損益分岐点(SQ値) | 69,700円 |
詳しく見る(日経平均やIVが動いたときの変化)
| 日経平均が100円上がると(デルタ) | 約+22ポイント(ラージ 約+22,418円) |
|---|---|
| 1,000円動いたときのデルタの変化(ガンマ) | +0.005 |
| 1日たつと(セータ) | 約-5.3ポイント(ラージ 約-5,307円) |
| IVが1ポイント上がると(ベガ) | 約+12.0ポイント(ラージ 約+12,009円) |
今日の時点での変化の目安です。日経平均や残り日数が変わると、これらの数字自体も変わります。 意味はデルタヘッジのページで例を使って説明しています。
手数料・証拠金の金利は含みません。清算値段は取引所が算出した理論上の値段で、 実際に約定する値段とはずれます。
ベア・プット・スプレッド(買い)の今日の例(10月2日の清算値段)
68,250円プット 買い 1枚(清算値段 2,235) + 64,875円プット 売り 1枚(清算値段 1,020)
2026年11月限(残り42日)・日経平均 68,309円。行使価格は決まったルールで自動的に選んでいます。
| 組んだときの受け渡し | 支払い 1,215ポイント(ラージ 1,215,000円・ミニ 121,500円) |
|---|---|
| SQでの最大利益 | 2,160ポイント(ラージ 2,160,000円・ミニ 216,000円) |
| SQでの最大損失 | 1,215ポイント(ラージ 1,215,000円・ミニ 121,500円) |
| 損益分岐点(SQ値) | 67,035円 |
詳しく見る(日経平均やIVが動いたときの変化)
| 日経平均が100円上がると(デルタ) | 約-21ポイント(ラージ 約-21,406円) |
|---|---|
| 1,000円動いたときのデルタの変化(ガンマ) | +0.016 |
| 1日たつと(セータ) | 約-3.4ポイント(ラージ 約-3,375円) |
| IVが1ポイント上がると(ベガ) | 約+16.4ポイント(ラージ 約+16,393円) |
今日の時点での変化の目安です。日経平均や残り日数が変わると、これらの数字自体も変わります。 意味はデルタヘッジのページで例を使って説明しています。
手数料・証拠金の金利は含みません。清算値段は取引所が算出した理論上の値段で、 実際に約定する値段とはずれます。
ベア・コール・スプレッド(売り)の今日の例(10月2日の清算値段)
71,750円コール 売り 1枚(清算値段 1,055) + 73,750円コール 買い 1枚(清算値段 605)
2026年11月限(残り42日)・日経平均 68,309円。行使価格は決まったルールで自動的に選んでいます。
| 組んだときの受け渡し | 受け取り 450ポイント(ラージ 450,000円・ミニ 45,000円) |
|---|---|
| SQでの最大利益 | 450ポイント(ラージ 450,000円・ミニ 45,000円) |
| SQでの最大損失 | 1,550ポイント(ラージ 1,550,000円・ミニ 155,000円) |
| 損益分岐点(SQ値) | 72,200円 |
詳しく見る(日経平均やIVが動いたときの変化)
| 日経平均が100円上がると(デルタ) | 約-10ポイント(ラージ 約-10,243円) |
|---|---|
| 1,000円動いたときのデルタの変化(ガンマ) | -0.012 |
| 1日たつと(セータ) | 約+5.0ポイント(ラージ 約+5,046円) |
| IVが1ポイント上がると(ベガ) | 約-16.3ポイント(ラージ 約-16,339円) |
今日の時点での変化の目安です。日経平均や残り日数が変わると、これらの数字自体も変わります。 意味はデルタヘッジのページで例を使って説明しています。
手数料・証拠金の金利は含みません。清算値段は取引所が算出した理論上の値段で、 実際に約定する値段とはずれます。
ブル・プット・スプレッド(売り)の今日の例(10月2日の清算値段)
64,875円プット 売り 1枚(清算値段 1,020) + 62,875円プット 買い 1枚(清算値段 640)
2026年11月限(残り42日)・日経平均 68,309円。行使価格は決まったルールで自動的に選んでいます。
| 組んだときの受け渡し | 受け取り 380ポイント(ラージ 380,000円・ミニ 38,000円) |
|---|---|
| SQでの最大利益 | 380ポイント(ラージ 380,000円・ミニ 38,000円) |
| SQでの最大損失 | 1,620ポイント(ラージ 1,620,000円・ミニ 162,000円) |
| 損益分岐点(SQ値) | 64,495円 |
詳しく見る(日経平均やIVが動いたときの変化)
| 日経平均が100円上がると(デルタ) | 約+9ポイント(ラージ 約+8,859円) |
|---|---|
| 1,000円動いたときのデルタの変化(ガンマ) | -0.014 |
| 1日たつと(セータ) | 約+3.7ポイント(ラージ 約+3,738円) |
| IVが1ポイント上がると(ベガ) | 約-15.8ポイント(ラージ 約-15,850円) |
今日の時点での変化の目安です。日経平均や残り日数が変わると、これらの数字自体も変わります。 意味はデルタヘッジのページで例を使って説明しています。
手数料・証拠金の金利は含みません。清算値段は取引所が算出した理論上の値段で、 実際に約定する値段とはずれます。
過去のSQ間で、±5%はどれくらい超えたか
2023年1月から2026年9月までの44回のSQ間(SQの日の日経平均終値 → 次のSQ値)で数えています。
- +5%以上上がったのは44回中15回
- −5%以上下がったのは44回中5回
- ±5%の中に収まったのは44回中24回
買いのスプレッドで最大利益に届くには、SQまでに売った側の行使価格(±5%)を超える必要があります。 売りのスプレッドは±5%の外に出なければ受け取った分が残りますが、外れたときは損失が受け取りを上回ります。 回数だけで有利・不利は決まりません。1回あたりの損益の大きさと合わせて見る必要があります。
どのデータを見るか
- 行使価格別のIV — 売る側と買う側のIVの差。下側のプットは上側のコールより高いのが普通です
- 建玉一覧 — 行使価格ごとの建玉。取引が少ない行使価格は約定しにくくなります
- 日経VI — 全体のIVの水準
始める前に
- 売りを含む戦略は証拠金が必要です。必要額は取引所の証拠金制度(VaR方式)で日々変わり、 相場が荒れると急に増えることがあります
- 清算値段は理論値です。実際には売値と買値の差(スプレッド)があり、 遠い行使価格ほど取引が少なく、思った値段で約定しないことがあります
- SQをまたぐと自動で清算されます。SQ値は寄り付きの値段から決まり、 前日の終値から大きく離れることがあります(幻のSQ)
- このページは仕組みとデータの説明で、特定の取引を勧めるものではありません。