プット・レシオ・スプレッド、コール・レシオ・スプレッドとは — 今日の値段と過去のSQで見る
レシオ・スプレッドは、1枚買って、それより遠い行使価格を2枚売る形です(1:2が代表的)。 売る枚数が多いぶん、組んだときの支払いが小さいか受け取りになりますが、 売った側の外に大きく動くと、損失が限定されません。
プット・レシオ・スプレッド
現値近くのプットを1枚買い、下のプットを2枚売ります。 緩やかな下落で売ったプットの行使価格の近くに着地すると利益が最も大きくなり、 大きく下落すると、売った2枚のうち1枚分が裸の売りと同じになり損失が膨らみます。
プット・レシオ・スプレッド(1:2)の今日の例(10月2日の清算値段)
68,250円プット 買い 1枚(清算値段 2,235) + 64,875円プット 売り 2枚(清算値段 1,020)
2026年11月限(残り42日)・日経平均 68,309円。行使価格は決まったルールで自動的に選んでいます。
| 組んだときの受け渡し | 支払い 195ポイント(ラージ 195,000円・ミニ 19,500円) |
|---|---|
| SQでの最大利益 | 3,180ポイント(ラージ 3,180,000円・ミニ 318,000円) |
| SQでの最大損失 | 限定されない |
| 損益分岐点(SQ値) | 61,695円・68,055円 |
詳しく見る(日経平均やIVが動いたときの変化)
| 日経平均が100円上がると(デルタ) | 約+5ポイント(ラージ 約+5,112円) |
|---|---|
| 1,000円動いたときのデルタの変化(ガンマ) | -0.038 |
| 1日たつと(セータ) | 約+20.2ポイント(ラージ 約+20,193円) |
| IVが1ポイント上がると(ベガ) | 約-59.5ポイント(ラージ 約-59,532円) |
今日の時点での変化の目安です。日経平均や残り日数が変わると、これらの数字自体も変わります。 意味はデルタヘッジのページで例を使って説明しています。
手数料・証拠金の金利は含みません。清算値段は取引所が算出した理論上の値段で、 実際に約定する値段とはずれます。
今日のIVは、買ったプット(68,250円)が24.5%、 売ったプット(64,875円)が26.1%です。 日経225は下側のIVが高い形が普通で、遠いプットを売るこの形は、その高いIVの側を売ることになります。 行使価格別のIVで毎日確認できます。
コール・レシオ・スプレッド
現値近くのコールを1枚買い、上のコールを2枚売ります。 緩やかな上昇で売ったコールの近くに着地すると利益が最も大きく、急上昇すると損失が限定されません。 上側はIVが低いことが多く、同じ枚数構成でもプット側より受け取りが小さくなりやすいのが特徴です (今日は買い26.8%・売り25.3%)。
コール・レシオ・スプレッド(1:2)の今日の例(10月2日の清算値段)
68,250円コール 買い 1枚(清算値段 2,505) + 71,750円コール 売り 2枚(清算値段 1,055)
2026年11月限(残り42日)・日経平均 68,309円。行使価格は決まったルールで自動的に選んでいます。
| 組んだときの受け渡し | 支払い 395ポイント(ラージ 395,000円・ミニ 39,500円) |
|---|---|
| SQでの最大利益 | 3,105ポイント(ラージ 3,105,000円・ミニ 310,500円) |
| SQでの最大損失 | 限定されない |
| 損益分岐点(SQ値) | 68,645円・74,855円 |
詳しく見る(日経平均やIVが動いたときの変化)
| 日経平均が100円上がると(デルタ) | 約-7ポイント(ラージ 約-7,359円) |
|---|---|
| 1,000円動いたときのデルタの変化(ガンマ) | -0.054 |
| 1日たつと(セータ) | 約+18.8ポイント(ラージ 約+18,831円) |
| IVが1ポイント上がると(ベガ) | 約-68.3ポイント(ラージ 約-68,285円) |
今日の時点での変化の目安です。日経平均や残り日数が変わると、これらの数字自体も変わります。 意味はデルタヘッジのページで例を使って説明しています。
手数料・証拠金の金利は含みません。清算値段は取引所が算出した理論上の値段で、 実際に約定する値段とはずれます。
損失側の分岐点を、過去のSQ間で超えた回数
2023年1月から2026年9月までの44回のSQ間(SQの日の日経平均終値 → 次のSQ値)で数えています。今日の例の損益分岐点を現値からの変化率に直し、それを超えた回数を数えました。
- プット・レシオの下側の分岐点は61,695円(現値から-9.7%)。 過去にこれ以上下がったのは44回中2回
- コール・レシオの上側の分岐点は74,855円(現値から+9.6%)。 過去にこれ以上上がったのは44回中4回
- この期間のSQ間で最も大きく下げたのは-13.4%です
回数が少なくても、超えたときの損失は大きくなります。 レシオの売りを持つ場合は、どこで手じまうかを先に決めておく必要があります。
関連: 戦略一覧 ・ コール/プットスプレッド
始める前に
- 売りを含む戦略は証拠金が必要です。必要額は取引所の証拠金制度(VaR方式)で日々変わり、 相場が荒れると急に増えることがあります
- 清算値段は理論値です。実際には売値と買値の差(スプレッド)があり、 遠い行使価格ほど取引が少なく、思った値段で約定しないことがあります
- SQをまたぐと自動で清算されます。SQ値は寄り付きの値段から決まり、 前日の終値から大きく離れることがあります(幻のSQ)
- このページは仕組みとデータの説明で、特定の取引を勧めるものではありません。