日経225オプションの手数料を10社で比較 — 料率が低い社ほど安いとは限らない

日経225オプションの手数料は約定代金に料率をかけて、下限として最低手数料を置く体系が主流です。 この形だと、料率が低い社の最低手数料が高い、ということが起こります。 実際にそうなっていて、どちらが安いかはプレミアムの水準で入れ替わります。 各社の公表値を並べたうえで、入れ替わる水準を計算しました。

日経225オプション(ラージ)の手数料

大阪取引所(JPX)の個人向け取扱会社一覧にある11社のうち、 公式サイトで現行の金額を確認できた10社です。料率の低い順に並べています。

証券会社料率最低手数料ミニオプション
岩井コスモ証券(ネット取引)0.11%275円なし
マネックス証券0.198%198円0.198%(最低19.8円)
楽天証券0.198%198円19.8円(定額)
SBI証券0.22%220円0.22%(最低19.8円)
三菱UFJ eスマート証券0.22%220円19.8円(定額)
松井証券0.22%220円なし
むさし証券(トレジャーネット)0.55%550円なし
光世証券(オンライン)1.10%440円1.10%(最低440円)
フィリップ・キャピタル証券1.1%1,100円なし
日産証券(営業店)4.4%
(取引代金100万円以下)
2,970円なし

いずれも1枚あたり・税込。各社の公式手数料ページおよび公式FAQを2026年10月14日に確認しました (光世証券の手数料ページは「2024年3月18日現在」と記載)。 日産証券は営業店取引の株価指数オプション標準委託手数料で、取引代金が増えるほど料率が下がる段階制です。 インタラクティブ・ブローカーズ証券は現行の料率を公式ページ上で確認できなかったため載せていません。 手数料は変更されます。取引の前に各社公式サイトで最新の条件をご確認ください。

料率だけで選ぶと外す — 分岐点を計算する

表のいちばん上、岩井コスモ証券の0.11%は10社で最も低い料率です。 ところが最低手数料は275円で、0.198%の2社(198円)より高く設定されています。 約定代金が小さいうちは最低手数料が効くので、料率の低さは効きません。

日経225オプション(ラージ)の約定代金はプレミアム×1,000円です。 公表値から入れ替わる水準を計算すると次のようになります。

プレミアム別に実際の金額を出すと、こうなります(1枚・税込)。

プレミアム約定代金岩井コスモ
0.11%/275円
マネックス・楽天
0.198%/198円
SBI・三菱UFJ・松井
0.22%/220円
むさし
0.55%/550円
フィリップ
1.1%/1,100円
10円10,000円275円198円220円550円1,100円
100円100,000円275円198円220円550円1,100円
300円300,000円330円594円660円1,650円3,300円
1,000円1,000,000円1,100円1,980円2,200円5,500円11,000円

太字が各行で最も安い社です。プレミアム100円では岩井コスモ証券が0.198%・0.22%の5社より高く、 プレミアム300円では10社で最も安くなります。料率の順番と、実際に安い順番は一致しません。

実務的な意味はこうです。

ミニオプションの手数料

ミニオプションの約定代金はプレミアム×100円です。 扱う6社のうち4社が最低手数料19.8円で揃っているため、 安いオプションでは差がつかず、プレミアムが上がると定額の2社が有利になります。

プレミアム約定代金楽天・三菱UFJ
(19.8円定額)
マネックス
0.198%/19.8円
SBI
0.22%/19.8円
光世
1.10%/440円
50円5,000円19.8円19.8円19.8円440円
100円10,000円19.8円19.8円22円440円
300円30,000円19.8円59.4円66円440円
1,000円100,000円19.8円198円220円1,100円

19.8円で同額でいられるのは、SBI証券(0.22%)がプレミアム90円まで、 マネックス証券(0.198%)がプレミアム100円までです。 ミニオプションを扱う社と扱わない社の内訳は 日経225ミニオプションを扱う証券会社は6社にまとめています。

先物の手数料(参考)

オプションと同じ口座で先物も取引できます。 先物は1枚あたりの定額が主流で、オプションと順番が変わります。

証券会社日経225先物
(ラージ)
日経225mini日経225
マイクロ先物
松井証券220円38.5円11円
SBI証券275円
(J-NET 220円)
38.5円
(J-NET 27.5円)
11円
三菱UFJ eスマート証券275円
(先物SOR 220円)
38.5円
(先物SOR 27.5円)
11円
マネックス証券275円38.5円11円
楽天証券275円38.5円11円
岩井コスモ証券(ネット取引)275円55円記載なし
むさし証券(トレジャーネット)550円55円記載なし
フィリップ・キャピタル証券1,100円220円110円
光世証券(オンライン)約定代金の0.022%(最低440円。マイクロ先物は最低55円)

1枚あたり・税込。2026年10月14日に各社公式ページで確認(光世証券は「2024年3月18日現在」と記載)。 「記載なし」は、その社の公式手数料ページにその商品の記載が無かったことを示します。 SBI証券・三菱UFJ eスマート証券の併記は、J-NET/先物SORで約定した場合に適用される手数料です。

オプションでは0.22%の中位だった松井証券が、ラージ先物では220円で最安になります。 松井証券には返済期限をその日のセッション内に限る「一日先物取引」もあります。 一方日経225マイクロ先物は11円で5社が横並びで、ここでは差がつきません。

手数料の前に確認すること

手数料で選べるのは、やりたい取引ができる社の中からです。先に効く条件があります。

各社の取扱状況は日経225オプションを取引できる証券会社11社にまとめました。

古い数字が残っていることに注意

このページを作るにあたり各社の公式ページを確認した際、 検索結果に出てくる数字と現行の数字が大きく違う社がありました。

手数料は改定されます。当サイトの数字も確認日時点のものです。 取引の前に各社の公式ページで必ず確認してください。

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